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2011年10月1日
実りの秋、寛ぎの秋を

京都市,左京区,京都大学キャンパス内にて(2011年10月1日撮影)

8月下旬に一旦涼しさを得たものの、相次ぐ台風発生と共に息を吹き返した残暑の日々。9月下旬に漸くそれが終り、一転して秋風が……。

涼しさというより、寒ささえ覚えたその極端さに、戸惑いを感じられた方も多いと思いますが、いかがお過ごしでしょうか。

さて、暦は今日から10月に。秋到来というより、年の終盤を意識せざるを得ない頃となりました。寒さに近い涼しさも、その意識を高めます。

思えば、今年の序盤に相次いで起こった中東の政変や震災、そして原発事故。年の終盤に入ったとはいえ、いずれの件も、いまだ事態終息には至っておりません。

折しも、新内閣が成立してから明日でちょうどひと月。元より遠隔地の難題である外国の件はさておき、自国の足下ぐらいは早急に固めてもらいたいものです。

月の初め、秋の始まりから、少々愚痴めいてしまいましたが、澄んだ晴れ空には、秋初日に相応しい見事な「うろこ雲」が――。休止していた案件の再開準備をする日ではありましたが、そんな好天に誘われ、午後のひと時、屋外席の珈琲店にて、しばし寛いだ次第です。

「天高く馬肥ゆ秋」

ことわざの原義とは少々異なりますが、実りの秋、寛ぎの秋が多くの人に回復されますように……。

 

【写真】 高く澄んだ空に散らばる「うろこ雲」と、それを映す学舎のガラス壁。京都大学にて。 


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