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2011年8月10日
休暇がある人もない人も

京都市,東山区,五条坂陶器市(2011年8月7日撮影)

前回、「近年の例に比して猛暑日が続かない」、という報告をした京都の夏ですが、ついに猛暑の日々がやってきました。

朝晩ともに耐え難い暑さで、多くの人にとって、もはやエアコンなしではいられない状況と化しています。ただ、やはり夏特有の夕立などではない、雨や曇りがあり、近年の傾向とは様子が異なることに変わりはありません。

夏最盛期の猛暑と共に、恒例の「お盆」の時期がやってきました。多くの方が休暇をとられ、帰省や旅行に出掛けられるのではないでしょうか。

写真は、盆入りの8月7日から始まった京都東山の五条坂陶器市の様子。近くの六波羅地区で行われる宗教的盆入り行事と共に、盛夏の風物詩となっております。

意匠の良さや高品質で知られる高級陶磁器「清水焼」が割安で得られる評判の行事。筆者や知人の多くも出掛けるのですが、今年はいつになく人出が少ない様子。なじみの店の人に訊ねても、昼は日曜のため、ある程度人出はあったらしいのですが、やはり夜は少ないとのことでした。

昔を知る親類の話では、近年の暑さで、人が来なくなったのではないか、とのこと。以前は、盛夏とはいえこれほどの暑さはなく、特に夜間なら夕涼みの場としての役割も十分果たせたというのです。もちろん、理由はこれだけではないと思いますが、温暖化の問題なども含め、色々と考えさせられます。

さて猛暑となって最も問題だったのが、供給不足による停電危機が報じられていた電力。しかし、お盆休暇によって大口消費者である事業所が多く操業を止めたため、何とか凌げているようです。ただ、お盆が終わる17日以降に、また警戒が必要とのこと。

とにかく、色々な問題もありますが、全国的なこの暑さ。休暇がある人もない人も、どうか、お身体ご自愛下さいますよう……。


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