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2011年2月26日
春の先取り。賀茂そして中東の――

賀茂川の柳(2011年2月26日撮影)

ここ数日、京都市内では2月中とは思えない程の暖かい日が続いています。天気も良く、外出しても気持ちがいいばかりです。

午前中、客先でのちょっとした打合せの帰りに、近くの賀茂川(鴨川)に寄ってみました。花こそまだ見れませんでしたが、柳の枝先に新緑が帯び始めるのを見るなど、中々の春景色でした。小さな写真のみの掲載ですが、その様子を窺えて頂けるでしょうか。

さて、平和な春の到来を、先取るように感じる日々ですが、ご存知の通り、中東では、多くの人身・財産を損なう騒乱が起き始めています。中でも注目されるのが、域内最強権国家で、民主化は不可能と目されていたリビアでの一件。

「内在する矛盾は必ず露呈する」。格言めいたこんな言葉が突如実証されたような衝撃的な出来事でした。一瞥しただけでは遠い世界での出来事。しかし、グローバル化した現代においては、決して私たちにも無関係なこととは言えないでしょう。今後、それらの影響が可視・不可視双方の形で、私たちの暮しの中に訪れるに違いありません。

ともかく、日本と同じく北半球上にある一連の国々に、穏やかで豊かな、そして多くの人に望まれる「新しい春」が来ることを願うばかりです。


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