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2011年7月9日
梅雨明けの「安心」を

梅雨明け翌日の賀茂川と京の空(2011年7月9日撮影)

昨日の7月8日、突如東海地方以西の梅雨明けが発表されました。

「明けたとみられる」という、曖昧な言回しなので、確定はされていないようですが、梅雨前線が遠ざかったことは間違いなさそうです。

今年の近畿地方の梅雨明けは平年より13日も早かったとされていますが、梅雨入りも15日早かったので、差引きすると期間の長さに異常はなかったように思われます。

ただ、子供の時から「梅雨は祇園祭まで」と聞かされており、現実も凡そその通りになっていたので、今年の状況には違和感を感じてしまいます。しかし、その前に、盛夏のような猛暑が早くも現れたので、身体感覚的には妥当のようにも感じられるという、曖昧で割り切れない気分にも……。

写真は、外出中に賀茂川の河畔を通過した時のもの。南から北山方面を見たものです。向こうに見える橋は、鞍馬口通にかかる「出雲路橋」。かつては京都市街の北と東の端でしたが、市街膨張により、今はその「区切り」の姿も曖昧になりました。

見上げれば、眩しい夏の陽射しに南風。「役者」は揃っているのですが、なにやら空には軽からぬ雲の姿も……。ここはもう少し、非常時的季節である梅雨が、確かに明けたとの「安心」が欲しいところです。

それは、曖昧ではっきりしない政治にも大いに言えますが……。


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