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2011年3月5日
気候と世界情勢に「寒の戻り」
暫く続いた、春を想わせるような温暖な気候も、この週末から一変。また厳しい冬の寒さが戻ってきました。
この状況一変の様は全国的なものだったようで、各地で寒さが戻り、場所によれば、また積雪の事態も生じたようです。
それらの地域と比べ積雪の少ない京都市内でも、比叡山や愛宕山をはじめ、3方の山々で白い雪の姿がはっきりと見られました。
掲載の写真は、そんな今日昼頃、出町柳辺りの高野川の河畔より北山方面を見たものです。陽射しがあって天気もいいのですが、やはり雪景色に矛盾しない寒さが街を満たします。
高野川は、先日ご紹介した賀茂川河畔の近くにて賀茂川に合流する支流。今日は先日と変わり、同じく新緑を帯び始めた柳の枝間から雪山を見ることとなりました。そういえば先日触れた中東情勢も、リビアのカダフィ政権が反攻を強め、サウジアラビアではデモ弾圧を宣言するなど、反発の動きが伝えられています。
気候とともに世界情勢に現れた「寒の戻り」。季節が冬から春へと向かう証ともいえる自然現象のそれだけなら問題ないのですが、「政治の春」を暴力で阻害する人為的動きには、憂慮させられるばかりです。